まちの宝 湊線沿線で100年の歴史を誇る情報通信研究機構平磯太陽観測セ ンターが閉鎖される予定です。 10数年前には白亜紀荘を利用して国際会議を開催したこともある 知る人ぞ知る研究施設だそうです。 数年前からは無人の遠隔操作で太陽の観測を行っています。 平磯太陽観測センターの前身は、1915年に発足した逓信省電気 試験場平磯出張所。戦後は郵政省電波研究所 (後の通信総合研究所) の所管となり、平磯電波観測所、平磯支所、平磯宇宙環境センター を経て、2001年通信総合研究所が独立行政法人化され、現在の 「平磯太陽観測センター」へ。2004年4月通総研は通信・放送 機構と合併改組し「情報通信研究機構」となる。 歴史的経緯を見てもわかるように母体は無線通信研究機関で、世界 大戦時には国策とも密接に関係した機関だったとのこと。 … 施設は湊線の100年と同じ時を刻み、物語を持っている… ここははすごい土地なんだと改めて… 湊線に軍事機密に関わり国策を担う研究者が揺られていた… この同じ車窓の景色を見ながら何を考えていたのでしょうか? 昨年ひたちなか市の「棚卸し」をしましたが「まちの宝」はまだま だありそうです。 夢や思いを乗せて走り続け… 時間と空間を飛び越えてつなげてくれる鉄の道… 「ローカル鉄道・地域づくり大学」への希望は膨らみます